67話「ライバルたいけつ! オーキドけんきゅうじょ」

このタイトルを見て、ゲームをやったことがある人なら「え?それってポケモンもらった直後の話じゃないの!?」ってなりそうですが、動きのあるアニメでたいあたり、ひっかく、なきごえ、しっぽをふる合戦を見せられても困るのでこのタイミングでいいんだと思います。たぶん。

 

さて本編。

ポケモンリーグの舞台に立つサトシ。モンスターボールを投げるもポケモンは出てこず、巨大化したモンスターボールに吸い込まれてしまいます。なんだこのめちゃくちゃな展開は!?ってなったらたいてい夢オチです。バリヤードに掃除機で吸われて目を覚ましたサトシ。ひさびさに実家での朝を迎えています。

 

一方で手柄を上げられず、とぼとぼとアジトに戻るロケット団。ボスになんと報告しよう‥間違いなくクビだ‥‥などと重い足取りでアジトを目指していると、アジトが突然の爆発。爆発とともに飛び出していったのはトキワジムでシゲルを圧倒した謎のポケモン。サカキは無事でしたが、ロケット団に「今までどおりテキトーにやっていろ」とざっくりした命令を残し、ヘリで飛び立ってしまいます。

まだロケット団でいられることに感涙を禁じ得ないロケット団。今度こそピカチュウをゲットだと意気込みを新たにします。

 

オーキド博士の研究所を訪れたサトシ。そこにはシゲルもおり、いつものごとくサトシをからかうシゲル。それに感情的になるサトシ。トキワジムで少しはサトシを認めたかのように見えましたが、まだまだ完全にというわけではないようです。

オーキドは2人を“マサラタウンの希望の星”だと言って期待を寄せているようです。1話でマサラタウンから出発した4人のトレーナーのうち、バッジを8つ以上集めたのはこの2人だけなんだとか。サトシはポケモンリーグに殴り込みだと意気込みますが、そもそもどの場所でいつ開催されるかも知らないのでした。

 

オーキドによれば、ポケモンリーグはセキエイ高原で2ヶ月後に開催されるとのこと。参加するトレーナーは200人以上いるらしいです。燃えるサトシ。そこへ同じ希望の星であるならば自分と同じくらいのレベルにはなってもらわないと困ると言い、シゲルがサトシを挑発します。

シゲルは手持ちのポケモンを定期的に入れ替え、自分のポケモンをバランスよく育てているのだとか。サトシがクラブに「久しぶり」と声をかけたことから、サトシがいつも同じ手持ちのポケモンばかりを育てていることを見抜いたシゲルはまたまたサトシを挑発。そしてジムリーダー戦での相性分析などについてさらにサトシを挑発。ただサトシはゲットした数こそ少ないものの、出会ったポケモンの数ではシゲルを圧倒していました。シゲルは図鑑を開いて説明を聞く暇があったらゲットするというやり方だったようなので、ゲット数ではシゲルが圧倒的に上。そしてシゲルがゲットしたポケモンを見せてくれるということで一同はオーキド研究所の一室へ。

 

そこにはマサラタウンから旅に出たトレーナーから送られてきたモンスターボールが全て保管されていました。サトシのモンスターボールはほとんどがサファリパークのケンタロス。シゲルのモンスターボールの数は200を超えているとのこと。シゲルは「次に会ったポケモンの方がもっと強いかもしれないから」という理由で、同じ種類のポケモンもゲットしているらしい。あ、やばい。こいつ厳選厨だ。「ポケモンは仲間だから数なんて関係ない」と反論するサトシ。

そこへオーキドが二人を窘めます。サトシはサトシなりに、シゲルはシゲルなりにポケモンたちを理解しようとしているのだから、どちらのやり方も間違ってはいない、と。オーキドのポケモン研究のテーマは「人とポケモンが共存して仲良く暮らすこと」。そのためにポケモンのことを知ろうとしているのだと。なんというか、オーキド博士ちゃんと大人らしいところを見せてくれて普通にカッコいいなぁと。

 

一方、ピカチュウを狙ってオーキド研究所内の庭を歩くロケット団。裏口からの侵入を目論み、広大な庭を回り込んでいる様子。スピアーに追われるロケット団。道はカビゴンに塞がれており逃げ場を失ったロケット団の悲鳴がこだまします。(いよいよお祓いとかしてもらった方がいいレベルで不運です)

 

オーキドに連れられ、研究所内を案内されるサトシたち。オーキドの毎日はポケモンの健康チェックに始まり、その後ポケモンを庭に放す。そしてそれぞれのポケモンのエサを用意し与えていると午前中が終わっているのだとか。午後にはポケモンの研究に移るのだが、最近のテーマはポケモンの個体差についてなのだとか。やはり孫が厳選厨ならば、祖父も厳選厨でしたね‥‥。っていうか普通にめちゃくちゃ仕事大変だなぁ‥‥と。まぁサトシからの電話にかなりの高い確率で応答できていたのでサボってたかもしれないですが。

オーキドの研究によれば、ポケモンはトレーナーに似てくる傾向があるそうです。ただし、手持ちに入れ、時間をともに過ごしていればの話であり、預けっぱなしだとそうはならないんだとか。結果サトシのクラブやベトベトンはオーキドに懐いてしまっているようです。

もしかして全部のポケモンがいるんじゃないか?と尋ねるサトシ。ですがそれを否定するオーキド。すでに確認されている150種に加え、トゲピーや1話でサトシが見た金色の鳥ポケモンなど、まだまだ未知のポケモンも数多くおり、研究に終わりはないと話します。それを聞き、また決意を新たにするサトシとシゲル。ポケモンリーグ前の腕試しということでポケモンバトルを始め‥‥ようとしたところで謎の爆発。

大量のビリリダママルマインの爆発に巻き込まれたロケット団。そこへ異変を聞きつけたサトシたちがやってきて、今度こそピカチュウもろとも研究所のポケモンもまとめて奪ってやると宣言するロケット団。オーキドとシゲルはニャースが喋っていることに驚いています。サトシたちや視聴者はすでに感覚がマヒしていますが、それが普通のリアクションです。

そんなことはさせないと臨戦態勢になるサトシとシゲル。そこへ突っ込んできた大量のケンタロスロケット団を吹っ飛ばしつつ走り回ります。それはサトシがサファリパークで大量に捕まえたケンタロスでした。主人を守ったのか、ただ走っていただけなのか‥‥ともかくケンタロスに礼を言うサトシ。

シゲルはさっきの騒ぎで気が失せたから勝負はポケモンリーグまでお預けにしようと言い残して帰っていきます。気分屋さんかな?

そして、その時は絶対に負けないと意気込むサトシ。この話の最初に比べると、シゲルはまた少しサトシを認めたのかな?結局は対決してないので、前回に引き続きほぼタイトル詐欺ですね?

 

オーキド博士ポケモン講座!

第5回はNo.101のマルマインです。その時点でオチは見えていましたが、オーキド博士マルマインに触れた瞬間に自爆してしまいます。その自爆癖?のせいで研究が進んでおらず、まだ生き物かどうかも断定されていないとか。

 

ポケモン川柳

 

とおりなは

ばくだんボールだ

マルマイン

 

みんなもポケモンゲットじゃぞ〜!

 

次回:ヤドンがヤドランになるとき