70話「しょくぶつえんのクサイハナ」

前話でなみのりピカチュウなんて強キャラを出されたら、次の話を担当するポケモンはハードルが高くなるに決まってるんですよ。そんなポジションを引き受けてくれた(?)のがクサイハナみたいですね。

クサイハナ「誰かがやらなきゃいけないことだから‥‥」

そんな声が聞こえて来る気がします。たぶん気のせいですが。

 

さて本編。

ドードリオの鳴き声で朝を迎えたのは1話以来ですかね?マサラタウンに戻り、ポケモンリーグに向けて自主トレをしているはずのサトシたちですが、あいも変わらず寝ぼすけさんのようです。

なんとか起きたサトシを含め朝食。準備は主にタケシがしたようです。画面で見ている感覚的にはサトシのお母さんも普通に美人さんだと思うんですが、さすがのタケシでも守備範囲外なのか‥‥?下心とかではなく、純粋に泊めていただいている恩返しとして手伝いをしているのでしょう。サトシやカスミの好みに応じて調理法を変えるという徹底ぶり。普通にアンタすごいよタケシさん‥‥

 

食事中、「どうせ自主トレがお休みならばハーブ園のハーブ摘みを手伝って」というお母さん。サトシはお使いから逃れるために「山に行って自主トレをする」とその場で計画を立てます。なんでもお母さんは人使いが荒く、コキ使われようものなら身体はボロボロになり本当に自主トレどころではなくなるんだとか。たしかにちょっと天然っぽいところもあるし、人体の限界とかあまり考えずに仕事を振りそうですもんね?上司にしたくない‥‥

 

すると今度は「山に行くならこのリヤカーいっぱいにムラサメ植物園でハーブをもらってきて」というお母さん。それから逃げるように出発したサトシたち。悪ガキならここらで街にでも繰り出してゲーセンで時間を潰しているところですが、純朴なサトシたちはそんなことはしません。

逃げた先には件のムラサメ植物園の温室がありました。サトシは地元なのもあって昔から知っているようですが、昔に比べるとさびれてしまっている様子。

すると温室の中に美少女を見つけたと言い、モードに入るタケシ。サトシも覗いてみますが、見えたのはクサイハナだけ。そんなやりとりをしていると火炎放射器らしきものを携帯している謎の男に声をかけられます。肩にトゲこそついていませんが汚物として消毒されてはたまらないので必死に弁明をするサトシたち。

謎の男はイワカゼという名でムラサメ植物園の職員であり、手に持っていた火炎放射器もどきは植物に水(?)を散布するためのもの。ムラサメ植物園は誰にでも解放されていると話します。それならばとフシギダネを出し、一緒に植物園を探検することにしたサトシ。タケシが先ほど見たという少女について尋ねると、その少女の名はリンドウというらしい。

そんな話をしていると、探検中にいけないハーブを吸引してしまったフシギダネヘヴン状態になってしまいます。ヘヴン状態になったフシギダネは、近くにあった別のいけないハーブを再び鼻から吸引してしまい、身体が痺れてしまいます。どうしたんだとそのハーブに鼻を近づけるサトシを制したのは先ほどのリンドウという少女でした。なんでもそのハーブの香りを嗅ぐと、人でもポケモンでも身体が痺れて動けなくなってしまうのだとか。そんな危険なハーブが生えてる植物園を“誰にでも解放されている”とか言って自由に見回らせてるのヤバすぎるでしょ!もう閉園だ!!全部燃やせ!!!!

‥‥とはなるはずもなく、まずはフシギダネの治療が先決。リンドウは彼女のポケモンであるクサイハナに指示し、サトシも協力してフシギダネを家のなかに運びます。

 

家に運びこまれ、ベッドの上で力なく横たわるフシギダネ。そこへクサイハナの花から分泌した蜜を垂らすと、たちまちフシギダネは元気になりました。‥‥っていうかこれ家に運ぶ必要あった?花から蜜を出してフシギダネの口に一滴垂らすくらいならあの場でもできたような‥‥いや別にいいんですけど。

リンドウに礼を言うサトシ。そしてフシギダネはおそらくクサイハナに礼を言っているんでしょうが、その流れで何やらフシギダネクサイハナがいちゃつき始めますアオハルかよ‥‥違うけど。

一方、バルコニーでリンドウと話し込んでいるタケシ。こっちもアオハルかよ‥‥と思いきやちゃんとした話をしている様子。

ムラサメ家は代々植物栽培の専門家であり、家訓によれば草系ポケモンを一人前に育てなければ植物園を継ぐことはできないのだという。しかしリンドウのクサイハナはまだまだ一人前とは言えないレベル。さらにはリンドウのクサイハナはリーフの石を使ってもラフレシアに進化しないのだという。「自分の愛情が足りないからだ」と塞ぎ込むリンドウに「クサイハナが臭くないのはあなたが愛情をちゃんと注いでいるからだ」と励ますタケシ。やっぱりタケシはしっかりしてるな‥‥美人な女性に弱いなんていうのが全然気にならなくなるくらいにしっかりしているよねホント‥‥

 

そんな話をしていると何やら聞き覚えのある声が‥‥そしてその声は「このリーフの石は偽物だ」という。その声の主はオーキド博士でした。あ、ポケモン講座はもう少し後ですよ‥‥?なんでも最近進化の石の偽物を売る怪しいやつらがおり、それの調査をしていたのだとか。“誰にでも解放されている”とか言っていたとはいえ、流石に家の中は違うだろうし、博士は普通に不法侵入だと思うんですが、その辺は話が進まないのでおいておきましょう。

リンドウに誰から石を買ったのか尋ねると、“頭がこんなんなってる男性(ジェスチャー付き)”と“頭がこんなんなってる女性(ジェスチャー付き)”と“しゃべるニャース(微妙にジェスチャー付き)”の3人組だったとか。やはり犯人はロケット団。いつも何かとやってくれていますが、とりあえず現時点ではシンプルな詐欺を働いているらしいです。

 

騙されていたことを知り、落ち込むリンドウ。タケシは「とにかくロケット団を懲らしめよう」と意気込みますが、「そんな簡単には見つからない」というサトシ。カスミが「そのうち向こうからやってくるだろう」と言った矢先、植物園の警報装置が鳴動します。はい、案の定やってきましたね。痺れ草に目をつけ、マスク装備で採集をしているロケット団。そこへ駆けつけたサトシたち。フシギダネのつるのムチでお縄‥‥かと思いきや何やら余裕の2人組うん?2人組?そういやあのクソネコポケモンがいない

ニャースは採集した痺れ草をすり潰して、痺れ草爆弾を作っていました。ところでマスクしないですり潰していたけど大丈夫?その痺れ草爆弾をサトシたちに投げつけ、まんまと痺れさせられたサトシたち。フシギダネのつるのムチも緩み、自由となったロケット団。痺れたピカチュウを連れ去ろうとします。

歩道橋?の上におり、痺れ草爆弾を逃れているリンドウとクサイハナに、ロケット団と闘うよう促すタケシ。しかしクサイハナを闘わせたことのないリンドウはそれを躊躇している様子。目をまっすぐに見据え「あなたならできます」と背中を押すタケシ。タケシがかっこいい‥‥

腹を決めたリンドウとクサイハナロケット団に対します。いつものごとくアーボックマタドガスを繰り出すロケット団に圧倒されるクサイハナ。やっぱり無理なんだ‥と諦めかけるリンドウに声をかけるタケシ。クサイハナに覚えさせた技はないのか?と。

そこでクサイハナかげぶんしんを指示するリンドウ。いつの間に禁断の巻物を広げていたのかわかりませんが、かげぶんしんするクサイハナ。そこで生じた隙に良家の嗜みかと思って覚えさせたというソーラービームをぶっ放すリンドウとクサイハナ。ここまではそんな感じを全く出してこなかったですが‥‥ははーん、さてはこの人結構バカだな?そりゃ偽の石も買わされますよ‥‥。いつものごとくぶっ飛んでいくロケット団桃鉄中毒者でもこんな頻度ではぶっ飛ばないですよねー。

 

クサイハナの成長を認識していなかったリンドウ。立派に植物園を継げるようになるまでは自分の好意を相手に伝えることもできないと悲観していたのだという。それを自分への好意だと勘違いするタケシ。全然惚れられてもおかしくないくらいの活躍はしていたと思いますが‥‥。リンドウの意中の人は植物園で働くイワカゼ。思いを伝えるリンドウ。それに応えるイワカゼ。アオハルかよ‥‥うんうん、ハッピーエンドハッピーエンド!!‥え?タケシ?たぶん次回にはケロっとしてるので放っておいて大丈夫です。

 

まぁただイワカゼエンドにするんだったら、いくらモブとはいえイワカゼにもう少し見せ場あってもよかったかなと思いますけどね‥‥痺れ草爆弾から身を挺してリンドウを守って自分が痺れちゃう‥みたいなさ。そしたらクサイハナに闘わせる時の流れにもイワカゼを絡ませることができたし、また違った展開だったと思うんですが。ただその場合、今回あったタケシの見せ場を全てイワカゼが奪うことになるわけですが‥‥

 

オーキド博士ポケモン講座!

第8回はNo.066のワンリキーです。“全身筋肉”という今となっては悪口にしか聞こえないような特性を持っているワンリキーは600kgのものでも平気で投げ飛ばすことができるんだとか。実演してみようと600kgの重りを用意した博士ですが、投げ飛ばされたのは博士のほうでした。600kgだとざっと博士10人分くらいですかね?

 

ポケモン川柳

 

あいうえお

いちばんさいごは

ワンリキー

これって第7世代まで含めてもそうなのかな?

 

みんなもポケモン、ゲットじゃぞ〜!!

 

次回:ポケモン・ザ・ムービー!