71話「ポケモン・ザ・ムービー!」

◯◯◯THE MOVIEと言われるとどうしても踊る大捜査線が頭をよぎるんですが、みなさんはどうでしょうか?ゴールデンボールブリッジ封鎖できません!!みたいなね。そういえばあの橋はアニメでは触れられてないですね?放送コード的な問題かな?

 

さて、バカなことをいうのはこれくらいにして本編。

ポケモンリーグに向けた自主トレとして、湖のほとりにあるキャンプ場にやって来たサトシたち。そろそろこの辺から「そもそも自主トレってなんだろう‥‥?」と自主トレの定義そのものがわからなくなってきますが、10歳の少年が自主トレです!って言ったものが自主トレになるんだからそれでいいんです!そしてチラッと姿を見せるプリン。忘れかけてたけどまだいたんですね‥‥というか逆にマサラタウンではなんで大人しかったんでしょうか?

 

キャンプ地でポケモントレーナー、カツコと出会ったサトシ。挨拶がわりにポケモン勝負を挑んで来ます。彼女が繰り出して来たのはライチュウ。それに対しサトシはピカチュウで迎え撃ちます。さぁバトル開始‥‥かと思いきや横からロケット団が乱入。不意打ちをしかけ虫取り網で捕まえるという原点回帰的な方法ピカチュウを狙って来ます‥‥が虫取り網に入ったのはライチュウのほう。ライチュウ10まんボルトを喰らうロケット団ピカチュウ捕まえる気ならなんで電気対策していないんだよ‥‥メガトンキックでトドメを刺されかけますが、そこでどこからか「カットカット!!」と声が飛んで来ます。

 

勝負を止めたのは謎の映画監督。大人2人と猫が1匹、感電して意識を失っているというのに呑気に立ち位置やらカメラワークやらの話をしています。この人はきっとそのうちバラエティのディレクターとかやって芸人さんに怪我させますよ‥‥いつもそうなんですが、ポケモンの登場人物って突然乱入してきて自己紹介とかよりも先に行動で自分の肩書や特徴についての説明を済ませようとする傾向がありますが、この映画監督もその1人のようです。

(ED見てから知りましたが、声を当てていたのが林家こぶ平さんだったんですね)

 

この映画監督はヒート南野という名前らしい。芸名でしょうが、ヒートって‥‥。松岡修造先生とは絶対に同じバラエティに出て欲しくないですね‥‥。タケシやカツコが知るところによると「三度のメシより朝ごはんが好き」という作品が有名なんだとか。っていうかそのタイトルだと結局メシは食ってるじゃん!!“夜は太るから食べないようにしてて〜”とか言ってる女子高生か!?

監督はポケモンラブロマンスを撮ろうとしているのだが、その映画の主演俳優ポケモンを探しているのだとか。ヒロインはプクリンらしいのだが、性格に難あり‥‥。容姿をバカにしたニャースはまだわからなくもないですが、褒めていたタケシまでもおうふくビンタでボコボコにしてしまいます。とんでもない狂犬です。この狂犬ぶりに耐えられなかった相手役のケーシィがテレポートで逃げてしまったらしく、相手役を探す運びになったとのこと。

 

ということで相手役を決めるオーディションがスタートします。サトシのピカチュウ、カツコのライチュウ、タケシのロコンやカスミのコダックまた勝手に出てきた)に加えロケット団ニャースアーボックマタドガスも参加しています。

第1審査はリズム感をはかるダンス。ソーラン節らしき掛け声で踊るニャース、まきつくの要領で踊るアーボック、床にたいあたりをして弾むマタドガスライチュウと組み、社交ダンスのような動きを見せるピカチュウ、とにかく跳ねているロコン、たぶん何もわかっていないコダック。あんまり覚えていないですが、これを放送していたくらいの時期ってウッチャンナンチャンの番組で社交ダンスとかやっていた時期ですかね?

結果、一次審査ではピカチュウライチュウ、ロコン、コダックアーボックマタドガスニャースが通過します。

 

続く2次審査は歌。歌なら任せろと意気揚々とギターを鳴らすニャース。さすがCDデビューしているポケモンは違うな‥‥と思いきやプリンが乱入。例によってオンステージで全員爆睡。そして例によって勝手にふくれて全員の顔に落書きをして去っていきます。ホントにただのテロリストだ‥‥そして気のせいかもしれないですが、前の時(たしかカメポケモンの島の時)よりもラクガキの腕が下がっている気がしますゼニガメとかの甲羅に比べると顔は描きにくかっただけかもしれませんが。

 

気を取り直して最終審査。最終審査ではプクリンとの2ショットによって審査されます。世の中ね顔かお金かなのよ‥‥。ニャースが2ショットを撮ろうと近づきますが、何をしたわけでもないのにおうふくビンタをお見舞いされK.O.‥‥アーボックマタドガスも続きますが、やはり理不尽な暴力が降り注ぎ、同じ道を辿ります。ピカチュウライチュウ、ロコンは先の惨状を見てプクリンから離れていきます。結果、最後までプクリンのそばに留まっていた(逃げ遅れた?コダックがオーディションを勝ち抜きます。

 

手のひらを返したようにコダックを抱きしめるカスミ。人間なんて‥汚い‥‥!そこで監督がこれから撮る映画のストーリーについてフルカラーの紙芝居的なものを使って説明してくれます。ついさっきコダックが相手役に決まったのにもう紙芝居に反映されているなんて仕事が速すぎです。

ストーリーはこう。プクリンコダックが恋に落ちたが、2匹は長くから対立しているポケモングループの敵同士。2匹がポケモングループの仲を取り持とうとしている最中、1本の矢がプクリンに!それをかばって、プクリンの腕(?)の中で息を引き取るコダック。その尊い犠牲によってグループの対立は終わるのでした‥‥というお話。忙しい人のためのロミオとジュリエットみたいなストーリーラインですが、絶対に完全オリジナルです。ええ絶対。そしてグループ対立の理由もきっと“どっちのまんじゅうが好きか?”みたいなやつですよきっと。(伝われ

 

いよいよ撮影開始という中、暗躍するロケット団ポケモン検定試験の時もそうでしたが、彼らは自分たちにとって良い結果が出なかった場合、催しをめちゃくちゃにしようとするという傾向があるので、今回も例に漏れずです。しかし落ち込んでいてそれどころではないアーボックマタドガス。どうやら彼ら(?)は容姿には自信があったらしいですが、プクリンに受け入れられなかったことを気に病んでいるようです‥‥。がトレーナーからの叱責と励ましによって立ち直ります。悪役だけど、ポケモンとの絆はちゃんとあるよね。

 

撮影は順調に続き、ついにラストシーンへ。数多のポケモンエキストラを動員し、グループの対立シーンを描きます。そこへ予定にはないスモッグの演出が。ということでロケット団登場‥‥ですがポケモンエキストラたちによってボコボコにされるロケット団。そして何故か参戦する映画監督やスタッフたち。プロ野球の乱闘かよ‥‥と思いきやおなじみ謎の科学力のメカでエキストラポケモンたちを捕まえてしまうロケット団。なぜか1匹だけ逃れているコダック。カスミの指示、プクリンの助けを求める声などに混乱し慌てふためきますが、ようやっと頭痛が頂点に。ねんりきを発動し、ロケット団を謎の科学力のメカごとぶっ飛ばします。

ねんりきを発動後、目を回して倒れてしまうコダック。ねんりき発動も関係あるんでしょうが、普通に撮影で疲れていたんじゃないか?プクリンが駆け寄ってきて、コダックを抱きかかえます。息を引き取りこそしませんでしたが、図らずも撮影しようとしていたシーンのような構図に。フィクションに出てくるフィクションはフィクションの中の現実とよくリンクしますからね。(?)

 

場面は変わって夜。「結局今回も自主トレにならなかったなぁ‥」とつぶやくサトシ。自覚はあったのか‥‥ただ、同じ夢を持つ仲間と出逢えてよかったと、カツコとポケモンリーグの舞台での再会を誓うサトシ。そんな話のなか、湖畔で良い雰囲気になっているプクリンコダック。またアオハルかよ‥。

前のフシギダネクサイハナもそうだったけど、ポケモンは普通に異種に恋愛感情を持つんですね。異種同士では繁殖はできないんだろうけど、繁殖を目的としない恋愛ができるってことはポケモンは本当に知能レベルが高いんでしょうね。

 

そしてこの回からEDがタイプ・ワイルドになってるーーーー!!!!!!めちゃくちゃ有名でめちゃくちゃ神曲ですが、この時期からだったんですね‥‥。「マサラタウンに サヨナラしてから どれだけのじかん たっただろう」って前話でマサラタウンにいたじゃん!!?ってのは少し思ってしまいましたが、曲が良すぎるのでそんなことはどうでもいいんです。“マサラタウンにサヨナラしてから”っていうのは“冒険を始めてから”のメタファーだろうから、直接の意味とはまた違うんだろうしさ。

僕はゲームでマサラタウンにサヨナラしてから20年弱‥‥ハローマイドリームと言えるいつかが来るように、頑張って生きないと‥‥ね?

 

オーキド博士ポケモン講座!!

第9回はNo.048のコンパンです。相手の動きを封じる技をたくさん使えるほか、大きな目で暗闇や遠くにいるものも感知できるという能力を持つコンパン。オーキドの横にいるコンパンが何かを察知し、その場を離れたかと思うと、数秒後にはケンタロスの大群‥‥オーキド博士は轢かれてしまいました‥‥‥あぁ平和な日常だ‥‥

 

ポケモン川柳

 

コンパンは

よるのさんぽで

こんばんわ

成人男性がやると事案になります

 

みんなもポケモン、ゲットじゃぞ〜!!

 

次回:ニャースのあいうえお