69話「なみのりピカチュウのでんせつ」

なみのりピカチュウの存在自体は覚えているんですが、どこ発信だったっけ‥‥?ポケモンカード?なんか水タイプのエネルギーカードで技を出すなみのりピカチュウのカードがあったような気もするんですが、流石に20年も経つと記憶もあやふやですね。

 

そんなこんなで本編。

前話に続き、港町ビンヌでポケモンリーグに向けて自主トレを続けるサトシたち。サトシとピカチュウロードワーク的なことをしています。ピカチュウ以外のポケモンはボールの中でおくつろぎだと思うんですが、本当にポケモントレーナーとしての修行になっているんでしょうか?今のところは健康増進のために走っているおっさんと見分けがつきませんね‥‥

すると走っている最中に通りすぎた車に泥水をかけられてしまいます。視界を失ったサトシは迫りくる他の車の道を塞いでしまい、あたりは大渋滞に。駆けつけたジュンサーさんによって騒動は収まりますが、それにしても随分と車通りが多い様子。ジュンサーさんに尋ねてみると、ビッグチューズデーと呼ばれる20年に1度の大波がもうすぐこの海岸にやってくるのだとか。プレミアムフライデーやらシャイニングマンデーやらの仲間みたいな名前をしていますが、どうやら関係ないようです。

かつてビッグチューズデーがやってきた際、ジャンというサーファーがビッグチューズデーに乗り、海岸にある大岩の頂上に旗を突き立てて伝説になったのだとか。それ以降、数多のサーファーが同じく伝説になろうと岩に旗を突き立ててはいるが、頂上に突き立てられたのは未だにジャンのみ。そして20年ぶりの大波が来るということで多くのサーファーが海岸に押し寄せており、そのせいであたりの車通りが多かったということのようです。普通に遭難者やら死者なんかが出てしまいそうなことをしていますが、警官であるジュンサーさんがその辺を憂いている様子もないので大丈夫なんですかね。まぁアニメの世界だし、と言ってしまえばそこまでなんですけど。

全然関係ないですが、ジャンと聞いてドラクエ7に出てくるトゥーラ弾きのおそるべきやきもちのジャンが真っ先に浮かんでしまったのは僕だけですかね?(伝われ)

 

その話を聞き、「ジャンに追いついて伝説になるのも立派な自主トレだ」と前回に続いて自分への言い訳を済ませたサトシはサーフボードを持って海へと向かっていきます。というかどこから出したんだよそのボード‥‥。サーフィンを楽しむサトシ。しかし途中で足をつってしまい、身動きが取れなくなります。波に飲まれ、意識を失うサトシ。だからさっき言ったのに!!波に飲まれ溺れてしまうかというところで、青い瞳のピカチュウと謎のおっさんが乗るサーフボードに救出され、一命を取り留めます。

 

なぞのおっさんの小屋で目を覚ましたサトシ。なぞのおっさんの名はヴィンセントというらしい。FFⅦに出てきそうな名前をしていますが、気にしたら負けです。サトシが礼を言うと、「礼ならあいつに言ってくれ」と窓の外に目を向けるヴィンセント。するとそこではさっきの青い瞳のピカチュウが海に向かって佇んでいました。名前はマイケルと言うらしいです。サトシのピカチュウはマイケルの元へと近づき何やら話をしているようです。それをおなじみメカギャラドスから偵察しているロケット団ピカチュウが2匹となれば、ロケット団が見逃すはずはありません。

 

ヴィンセントは20年前、海からやってきたマイケルと出会い、それからずっと一緒に住んでいるのだという。マイケルには不思議な力があり、身体で波を感じることができるのだとか。そのマイケルを相棒とし、ヴィンセントは数々の波を乗りこなしてきたらしい。小屋の壁には20年前のマイケルとヴィンセントの写真、そして40年前のまだ子どものヴィンセントと謎の男性の写真が飾られていた。尋ねるとその謎の男性はあの伝説のサーファー、ジャンなのだという。40年前の写真にしては画質がいいですねとかフルカラーなんですねとか、そういうことを考えてしまう人は性格が悪いと思います。はい、私のことですね。

 

ヴィンセントがサーフィンを始めたのは、ジャンに憧れたことがきっかけなのだという。全然関係ないですが幼少期のヴィンセント、ちょっとコジローに似ていますね。ジャンはずっとビッグチューズデーを待っていた。そして伝説にある通り大波を乗りこなし、大岩の頂上に旗を突き刺したのだとか。その後、「次はキミだ」などとオールマイトみたいなことを言いながらサーフボードをヴィンセントに託し、どこか遠くの海へと旅立って行った。

20年前、ジャンの意志を継いだヴィンセントはビッグチューズデーに挑戦したが、大波を乗りこなすことはできず、意気消沈してサーフィンをやめようと考えていたのだという。そんな時に出逢ったのが海からやってきたマイケルなんだとか。マイケルと数々の波を乗りこなしてきたヴィンセントにとって残るはビッグチューズデーのみ。応援するよとエールを送るサトシ。そんな会話をしていると、マイケルとサトシのピカチュウの悲鳴が聞こえます。ハイ、忘れたころにやってきます。ロケット団ですね。

 

メカギャラドスを駆るロケット団によって連れ去られてしまったマイケルとピカチュウ。海中でロケット団は産卵時期で過敏になっている本物のギャラドスに遭遇し、はかいこうせんを連発されます。そのうちの1つがメカギャラドスに命中し、爆発。あっさりと吹っ飛んでいきます。今回出番少なかったっすね‥‥放り出される2匹のピカチュウフシギダネで救出を試みますが、助けられたのはサトシのピカチュウの方だけ。マイケルは海へと落下してしまいます。サーフボードを投げ渡し、自身もマイケルの救出に向かうヴィンセント。徐々に海が荒れ始め、サトシたちが乗っているクルーザーも船体を取られ始めます。このままでは全員が危ないというタケシの判断のもと、ヴィンセントとマイケルを残したままサトシたちは浜へと戻ります。一見薄情にも見えてしまうけれど、まぁ仕方ないというか、ある意味で冷静な判断だと思います。やっぱりタケシは大人だ。

 

サーフボードに捕まるマイケルを救出するヴィンセント。するとマイケルが大きな波を感じた様子。いよいよビッグチューズデーが襲来するようです。拡声器で「大きな波が迫っています。避難してください」と避難誘導をするジュンサーさん。あ、やっぱり危ないよね‥‥ジュンサーさんの前半の語りっぷりからは全くそんな感じは伝わってきませんでしたが。個人としては伝説というロマンを追わせたい気持ちもあるけど、公務を優先した‥‥ってところでしょうか。“働く”って大変だよね‥‥。(なんの話だ)

高台からヴィンセントとマイケルの無事を祈りながら海を見守るサトシたち。するとビッグチューズデーの波の上には波を乗りこなすヴィンセントとマイケルの姿が!!旗を右手に携え、伝説のサーファー、ジャンさながらに大岩の頂に旗を突き刺したヴィンセント。ジャンの意思をボードと共に継いだ彼は、新たな伝説となったのでした。そして、浜を心配そうに見ていたサーファーの少年に微笑み、「次はキミたちの番だ」とジャンさながらにオールマイトのようなことを言い、直接的な描写はありませんでしたが、引きの画で子どもたちがジャンのサーフボードを持っていたように見えたので、サーフボードも託したのでしょう。こうしてまたヴィンセントの意志も受け継がれていきます。

受け継がれる意志‥‥時代のうねり‥‥人の夢‥‥これらは止めることのできないものだ‥‥人々が自由の答えを求める限り‥それらは決してとどまることはない!!‥‥突然別のマンガのセリフとかを入れるのは悪い癖だとわかっていますがなかなか止められません。今回は海つながりもあるし、まぁ多少はね?

それにしてもヴィンセントのおっさんカッコよすぎですね。昔でこそ若者だったり主人公だったりがカッコいいと思っていたけど、最近はもう完全におっさん推しですね。若者に主役を譲りつつ締めるところは締めるおっさんがカッコよすぎなんですよ。FFⅩのアーロンさんみたいなね。

 

ギャラドスに囲まれてるロケット団がイヤな感じになってEDに入るんですが‥‥えーここに来て驚愕の事実が発覚します。今まで散々サーファーのおっさんのことを“ヴィンセント”と表記してきましたが、EDによれば“ビンセントが正しいですね‥‥えー直すのめんどくさいよーーー!!!ということで直しません!!!当時のポケモンの名前の文字数に倣って、人物名も5文字以内みたいなルールがあったのか?単に“ヴィ”の方がマイナー表記だからだろうけど、“ビンセント”表記だと僕の中の厨二心が満足しなかったんです‥‥

 

 

オーキド博士ポケモン講座!

 

第7回はNo.022オニドリルです。見た目に違わず獰猛な性格をしているから注意が必要だ、と博士が説明した直後に「あ、実演した方がいいっすかね?」って感じで舞い降りて理不尽にモニターを破壊するオニドリル実演なしでわかってもらいたいから博士が説明したんだよ!!!??

 

ポケモン川柳

 

いたいでしょ

つついちゃいやよ

オニドリル

 

みんなもポケモン、ゲットじゃぞ〜!

 

次回:しょくぶつえんのクサイハナ