66話「イワークでビバーク」

そもそもビバーク”ってなんやねん!!ってことですが「登山やキャンプなどにおいて、緊急的に野営をすること」だそうです。

飲み会の3次会くらいで出てきそうなテキトーなギャグみたいなタイトルしてますが、ひょっとするとそんなノリで話のタイトルが先に決まって、そこから話の展開が作られていった‥‥そんな回なんじゃないかと勝手に想像しています。

 

さて本編。

っていうか前々話でマサラタウンに戻ったのになんでサトシたちはよくわからん道を歩いているんだ?と思いましたが、どうやらこれもクリスマス回と一緒で番外編みたいですね。当時、話の流れがわからん!!というクレームがあったかどうかはわかりませんが、今回はタイトル画面にちゃんと“番外編”の文字が入っていましたね。

次の目的地を目指すサトシたち。どうやらその道中では雪山を越える必要があるようです。その雪山は磁力を帯びているらしくコンパスが効かなくなり、もう何度目かわかりませんがサトシたちは道に迷ってしまいます。タケシが太陽の位置から方角を割り出そうとして、結局はわからん!!と言って投げてしまっていますが、「時計の短針を太陽に向け、その短針から12の文字盤までの扇形のちょうど半分の位置の方角が真南になる」ってアニメ名探偵コナン33話「探偵団サバイバル事件」でコナンが言っていました。あの話、タイトル通りにサバイバル知識が結構出てくるし1話完結のアニメオリジナルとして完成度も高く、個人的にかなり好きな回でした。(話が逸れるのでこの辺りにしておきます)

 

道に迷ったサトシはピジョンに頼み、山を越えられる道を探してもらいます。一方、サトシたちを尾けてきていたロケット団。凍えるコジロウとニャースとは対照的に、雪にテンションが上がっているムサシ。なんでも幼少期、雪が降った日はご馳走と称した雪を使った料理が食べ放題だったとか。雪のおにぎり、軍艦巻き、寿司なんかを普通に食卓に出しているムサシの家庭に狂気しか感じないんですが、それもすべて貧困のせい‥‥なのか?そういう問題ではないような気もします。

どうでもいいことですが、前話のクリスマス回の回想で出てきた家とは随分と違う家でしたね。前話は煙突がある家に住んでいないと話が成立しないのでそのへんの大人の都合かもしれませんが。前話でサンタが"引っ越したあとだったから人形を返せなかった"とか言っていたので、前話の家のあとに住んだ家なのかな?

 

ロケット団は気球で脱出しようとするも、気合いを入れようといつもの決め台詞を言っている間に気球が飛んで行ってしまいます。(アホすぎる‥‥)気球とともに食料なども失い、さらに雪まで降り始めてしまいます。雪を見つめるムサシ。雪にかける醤油を求めて、気球を取り返す決意を新たにします。なんかもうわけがわからないよ。

 

吹雪の中を進むサトシ一行。視界が悪くなり、さらに日も暮れてきたということで、タケシの提案によってビバークすることになります。(この一行は本当にタケシがいないとヤバいよな‥)

ビバークしようと穴を掘ろうとした時に突風が吹き、ピカチュウが飛ばされてしまいます。ピカチュウを追って駆け出したサトシは一行とはぐれてしまいます。ピカチュウを見つけるも、崖から落ちそうで大ピンチ。フシギダネのつるのムチでなんとか救出します。

 

ピカチュウ妙にクオリティが高いタケシの顔マネによって「タケシ!?そうだ戻らないと!!」と崖を登ろうとするサトシ。しかし崖は登れず、吹雪を避けるために横穴を掘ってビバークすることに。あんなに完全に入り口を塞いで一酸化炭素中毒とかにならないんだろうか‥‥?ヒトカゲの尻尾で暖をとって寒さを凌ぎます。

 

一方、鎌倉の中でビバークをしているロケット団。持っていたマッチも残り3本になり、1人1本ずつ、マッチの炎に夢を描いて気を紛らわせます。温泉を想像するニャース、常夏ビーチを想像するコジロウ、砂漠にコタツとストーブを想像するムサシ。するとコジロウとニャースが眠りに落ちてしまいます。寝たら死ぬぞとコジロウとニャースを殴打しまくるムサシ。雪国育ちはやっぱり頼りになりますね‥‥。(現実の雪国育ちは暖房が潤沢なせいで案外そこまで寒さに強くはないですが

 

横穴で暖をとっていたサトシたち。ヒトカゲが炎の出しすぎで弱ってしまい、暖をとる手段がなくなります。ポケモンたちを寒くないモンスターボールに戻すサトシ。ピカチュウはサトシを暖めるといってボールに入りたがりません。モンスターボールに戻したポケモンたちも、自力で出てきてサトシにくっつきみんなで暖をとります。

 

無事に夜があけ、吹雪も収まった様子。穴の外に出るとサトシを呼ぶ声。タケシたちと無事に合流します。この後半にしてようやくこの回でイワーク初登場ですよ。サトシとはぐれたタケシとカスミはビバークをしようとイワークに穴を掘ってもらっていたら温泉が湧き、ずいぶんと極楽に過ごしていたようです。そして温泉の近くにロケット団の気球を見つけたサトシたち。ロコンの炎を燃料として、気球で雪山から脱出します。生きるためとはいえ、ナチュラルにロケット団の気球を奪っているサトシ一行。うん、生きるためなら仕方ないね。

 

そんなロケット団ですが、顔のつねりあいでなんとか寝ないで夜を越えたようです。そこで自分たちの気球が飛んでいくのを見つけるロケット団。追いかけている最中に温泉を見つけ、ゆったりと浸かっていい感じ‥‥?かと思いきや、出ると寒いからと温泉からなかなか出られなくなってしまい、結局はヤな感じで終わりました。

結局タイトルに名前があったわりにはイワークの出番は申し訳程度にしかなかったですね。まぁ攻撃種族値ポッポだし‥‥ピジョンの方が出番があるのはあたりまえ‥‥そうでしょう?

 

今回も前回同様、オーキド博士ポケモン講座はなし。前回と同じミュウツーの逆襲のPR映像も流れていました。ポケモン映画も観たいんだけど、Amazon primeだとないんですよね‥‥

 

次回:ライバルたいけつ! オーキドけんきゅうじょ